Q&A

WORK 仕事について

学生寮生活で培ったコミュニケーション能力

 大学は理工学部電気工学科で、とにかく良く遊んでいました。バイクが好きだったので、東京から九州までツーリングしたり、河口湖まで釣りに行ったり、ボートに乗ったり、仲のいい友達といろいろなことをしました。また、学生寮だったので、たくさんの友達ができました。先輩から声をかけてもらって学生寮で代々受け継がれているホテルで宝石を展示するディスプレイのアルバイトもやっていました。先輩後輩と年齢の違う人達と密に触れ合うことでコミュニケーション能力が身に付いたと思っています。

ドラマ『火花』の撮影現場では全体を観ながら瞬時に状況判断を

 前職の映画製作プロダクションでは製作や宣伝を担当していて、中途採用でよしもとへ入社しました。吉本興業のグループの「よしもとアール・アンド・シー」というレコード会社でDVDの制作をしていました。これまで、笑福亭仁鶴さんの50周年記念DVDボックス、六代桂文枝さんの襲名記念DVDボックス、テンダラーさんの20周年記念DVDなど師匠やベテラン芸人さんとのお仕事が多かったです。タレントのマネジメントやプロモーションのセクションが、同じグループ会社に属しているので連携が取りやすいです。また、タレントさんとも近い距離で直接、意思疎通ができることは制作において非常にいいことだと思っています。
 昨年6月からNetflixで配信されているドラマ『火花』の制作を担当しました。この作品は全10話で1話が約45分なんですけど、演出は廣木隆一さんをはじめとする映画監督陣で、スタッフも映画制作をやっている方々なので、前職での仕事に近い感覚でした。クランクイン前には出演者をキャスティングしたり、脚本を練ったりというさまざまな準備をします。撮影に入ると撮影シーンの調整やロケ地の準備、食事や移動のタイミングなど順調に現場を進めるためのスケジュールを立てて、現場全体を観ながらスムーズに進んでいるかを常にチェック。また、『火花』は芸人の物語ということもあり、キャストも芸人さんが多い現場です。ドラマの撮影ではバラエティと違って慣れない部分もたくさんあるので、日々予期しなかったことが起こったりすると、出演する芸人さん達へ状況を説明したり、フォローすることも僕の仕事の一つでした。作品ができ上がる前にキャストを交えての打ち上げを行って第1話の仮編集したものをみんなで観た時に、出演者がいい反応をしてくれて嬉しかったです。原作者である又吉(直樹)さんにも観てもらいましたが、「行きつけのコーヒー店ですよね。忠実にやってくださってますね」と言われたときは、良かったと思いました。制作チームは原作の忠実さをテーマとしてドラマをつくりました。誰が観ても納得できる世界観が出ることを目標に励んでいました。
 全世界190ヵ国以上の国々で配信されているNetflixで『火花』を配信していますが、このドラマがひとつのきっかけとなって、今後、日本のお笑いや漫才の文化がもっと世界に出ていけたら嬉しいです。

DAILY SCHEDULE よしもとっ子の1日

7:00

撮影現場入り。1日のスケジュールを確認

11:00

現場近くの喫茶店でキャスティング打合せ

15:00

スタジオで劇中音楽のレコーディング

LAUGH&PEACE 仕事でLAUGHな時&

仕事でLAUGHな時

「火花」で山下役を演じる好井まさお(井下好井)と、撮影合間に台本の確認をしています。

オフでPEACEな時

休みの日は娘と公園で遊んでいます。

MESSAGE 就活生へのメッセージ

自分の領域に留まらず、さまざまなことに目を向けることが大切

 映画製作プロダクションで働いている時、よしもとと一緒に映画をつくることになって、ものづくりを進める中でよしもとの人と交流ができたため、自然な流れで中途採用として入社しました。よしもとはエンタテイメントの総合商社なので、なんでもつくれることが強みです。何より、芸人さんが財産です。たくさんの芸人さんがいて、みなさん、いろんな特技があります。『火花』を執筆した又吉さんもですけれど、お笑い以外のベクトルで活躍する方もたくさんいることは面白いですし、そういう方々との仕事はとにかく楽しいです。また、芸人さんはとても身近な存在で、制作について話したいことがある時、劇場に行けば会えます。楽屋で立ち話をしながら刺激をいただいたり、いいアイデアが浮かんでくることも多いです。制作という仕事にとって、すごくいい環境だなと思っています。
 いろんなことができる可能性を持っているということは、いろんなハプニングも起こり得ます。何が起きても対応しなければいけない瞬間は多々あるので、よしもとには自分の領域に凝り固まらず、いろんなことに目を向けられる柔軟性のある人が向いていると思います。僕自身、いつもフラットに物事を考え、受けたものを上手いこと返すという“風車の理論”で日々の仕事に励んでいるので、同じように考えている人と一緒に働けたら嬉しいです。