Q&A

WORK 仕事について

旺盛な好奇心でいろんな経験をした学生時代

 元々、教師になろうと思って大学へ進学しました。高校までは理系でしたが、自分でも学びながら教えることを考えると英語がいいんじゃないかと思って語学系大学の外国語学部英米学科へ進みました。大学生活では、いろんな経験をしました。お金も持っていなかったので大学ではサッカーをしたり、芝生の上で友達とトランプしたり、子供みたいな遊びをしていました。一人旅も良くしました。初めての海外旅行は、20歳の時にエジプトへ一人旅に行きました。その後タイにも行きました。僕はそれまでスケジュールを細かく組んで行動するタイプでしたが、今までやったことないことをしようとして、一人旅では行き帰りの航空券だけ決めて、あとは宿も決めずに行き当たりばったりで行動しました。とにかく好奇心が強く、いろんなことを経験したいと考えていたので、アルバイトもひととおり覚えたら辞めて次のバイトを始めるというのを繰り返して、お店の人にはすごくご迷惑かけました……。

マネージャーとはタレント一人ひとりの将来までを考える仕事

 4月で9年目を迎えますが、入社以来ずっとマネジメントセクションで、現在はチーフマネージャーとして、村上ショージ、千原兄弟、中川家、トータルテンボス、ピース、平成ノブシコブシ、パンサーなどを担当しています。そのほか、『さんまのまんま』(関西テレビ系)や映画、ライブのプロデューサーなどいろんなことをやっています。
 マネージャーというのは、タレント一人ひとりの将来までを考える仕事です。それぞれの生活についてはもちろん、60歳の時にどうなっていたらいいかなど未来を考えながら仕事を作っていったりと、タレントとともに目標に向かって一緒に進んでいく役目を担っていると思います。1年目でも15年目でもさほどやることに変わりはないはずなんです。経験によってできることが増えていく分、一つ一つの仕事内容が変わって来ます。1~2年目の頃はそれぞれの仕事をスケジュールに上手くはめ込んでいくというパズルみたいなことをやっていました。仕事の意味や内容を理解できてくると「このタレントにはこういうことをもっとさせたい」と考えるようになりました。出演方法について提案したり、一つ一つをどうやって深めていくか、仕事の活かし方をより考えるようになりました。もちろん更に経験が積めば、自分発信で0から作りあげる事も出来ます。
 芸人さんはこだわりが強い方が多いので、理解するのに時間はかかったかもしれませんが、一生懸命がんばっていれば皆さんちゃんと向き合ってくれます。はじめはわからないことだらけでしんどかったですけど、積み重ねた経験が標準装備になれば楽になって、自分のアイデアも入れ込めるようになりました。大御所の方々でも、僕みたいな30歳にもなっていない若造の意見も、真剣に聞いてくれるのはすごく有意義です。
 仕事のハンドリングがうまくいった時の嬉しさはひとしおです。一昨年は又吉直樹が自身初の純文学小説『火花』で芥川賞を受賞して……おそらく二度と体験できないなと思えるほど貴重な経験でした。ただし小説を発表することによって、どんな仕事の進め方をしていくのかを考えていくのが、僕の仕事です。例えば『火花』をどう位置付けていくのか、どう世間にアピールして売るのかを考えるのもそうですし、受賞後であれば100個の番組に出ることもできれば、ギュッと番組数を絞って一回の出演の価値を上げることもできます。そんなふうにハンドリングを任されて、うまく事が進んだ時は、やりがいを感じます。
 これからさらに経験を積むとマネージャーのみならず、いろんなプロジェクトに関わったり、また社会人としてやらなければいけないことも増えるでしょうが、たとえそうなっても常にタレントさんのことを考えられる人でありたいです。その気持ちを持ちながら、まだ世に出ていないことをたくさん生み出していけたらいいです。

DAILY SCHEDULE よしもとっ子の1日

10:00

ロケ現場にてタレントフォロー。
昨日OAの番組の話をしています。

14:00

ロケの合間でも電話での仕事の依頼は重要です。

19:00

本社に戻り、メールを細かくチェックします。

LAUGH&PEACE 仕事でLAUGHな時&

仕事でLAUGHな時

担当のピース綾部さんの誕生日パーティ。大いに喜んで貰いました。

オフでPEACEな時

オフの日にメキシコ旅行に行き、自然を満喫しています。

MESSAGE 就活生へのメッセージ

いちばん大事なのは、逃げずに一生懸命努力できること

 就活の際は、社会人の経験を経て教師になろうとは思っていたので、この業界以外にも、商社、IT、不動産などいろんな業種の企業を受けました。元々お笑いがめちゃくちゃ好きでしたし、ここに居れば好奇心がなくなることは一切ないだろうなと思って、吉本興業に入社しました。好奇心が強い僕は自分自身でいろんなことを作れたり、やろうと思ったことを実現できるこの環境に充実を感じています。
 僕が思うに、マネージャーとして大事なのは才能よりも努力です。もちろんクリエイティブな仕事に関してはセンスも必要かもしれませんが、そこまでの基本的な作業は全て努力で補えると思っています。だから、僕でもやってこれたと思っています。よしもとのマネージャーには個性的な人もいますが、逃げずに一生懸命やればほとんどのことはクリアできるということは伝えておきたいです。お笑いが好きで、一生懸命打ち込める人ならば誰でもできます。もし少しでもよしもとを受けてみたいという気持ちがあるなら、ぜひ挑戦してください。